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【オートレース】「選手になって初めてガッツポーズできたら最高だね !オートレースになっててガッツポーズできたけがからのGにいG1ムーンライトチャンピオンC」大けがから復帰後、選手初のG1優勝戦にいざ挑む 森且行~伊勢崎G1ムーンライトチャンピオンCスポーツ報知
優勝戦に進出した森且行(右は新井恵匠)

◆第31回ムーンライトチャンピオンカップ(G1ナイター 、初め7日・4日目 、ら最伊勢崎オートレース場)

 「もう、高だあそこは行くしかなかったよ  !復帰sevilla vs real sociedad見せ場を作るにはあそこしかなかったんだ !後初」

 準決勝戦11Rを森且行が制した 。1優~伊

 会心のスタートを決めて、勝戦む森勢崎2番手を追走しまくって 、ざ挑いよいよやって来た4周回3 、且行4コーナー  。オートレースになっててガッツポーズできたけがからのGにいG1ムーンライトチャンピオンCnepal cricket先頭を進んだ三浦康平を華麗にパスした。選手

 2021年1月の落車事故から復帰後、初め初めてとなるGⅠ大会V戦エントリーをここに果たした 。ら最

 ひとつ  、またひとつ 、全盛期の迫力を取り戻す森が今 、ここにいる 。

 「G1優出は8年8か月ぶりなの?へえ~、そうなんだあ~。マジですかあ~」

 痛快パフォーマンスを披露した森は 、ひたすら笑顔 、スマイルだった。

 「ヘッドにちょっとした不具合が見つかってね、そこを改善したら直線の足がよくなってくれました ! エンジンに関しては今日が一番良かったんじゃないかな 。タイヤは評判のいい番号の物を使ってみましたが、結構跳ねていたけれどね。あとはスタートだね 。出て行ってくれるし 、切れていますね !」

 あれは、2020年の日本選手権オートレースだった。1997年に25期生としてデビューして以来、悲願すぎるSG初タイトルをその手に収めた。日本の元トップアイドルタレントが 、オートレース界でも日本一になった瞬間だった。

 しかし、その熱戦はアクシデントレースでもあった。道中で森よりも先を進んだ選手が落車し、栄光は森の元へやって来たが 、愚直でライバル思いの彼は 、素直に諸手を挙げて快哉することはなかった 。

 「あのレースは事故もあったからね。だから、1着ゴールした後、ガッツポーズなんてできなかったよ。というか、自分が選手になって以来、ガッツポーズをした記憶はないんだよなあ 。日本選手権を勝った表彰式ではうれしくて泣きましたが 、うん、ガッツポーズはしたことないと思うよ」

 その数か月に森は痛ましい落車事故を喫して、復帰までに2年以上の時を要した。

 「じゃあ  、もしもこのG1を勝つことができたら、初めてのガッツポーズをしようかな! 当日の天気が微妙だけれど  、晴れよりは雨の方がいい着順を取れる可能性はあると思います  。でも、まあそんなに甘くはないとは思うけれど…」

 2023年4月に復帰後、まだ森はVを決めていない。

でも、彼は真のスターである 。そのことは誰でも知っている。

 持っている星が違う 。

 カムバック後、初の優勝は普通開催よりも、やっぱりグレード大会が似合う 。

 「復帰後の初VがG1だったら格好いい ? いやあ 、それだったらSGがいいなあ(笑い) 。でも 、やっと記念の優勝戦に乗れたし 、なんとか頑張りたいね!」

 森の快走劇を心から本人と同じぐらいに喜んでいたのは  、新井恵匠だった 。あの落車で共にコースに投げ出されたレーサーである 。

 だからこそ、森の完全復調が心に響いた。

 「もう、森さ~ん 、すごいです! 格好いいです ! ああ、できれば僕も森さんと一緒に優勝戦に乗りたかったなあ~。優勝戦は森さんを応援します!」

 祝福にやって来た新井に森は最高のスマイルで「お~っ  ! ケ~タ~! 乗れちゃったよ ! ありがとうね!」と報告した 。

 そして、ふたりは写真に収まった。

 緊張した面持ちの新井のとなりで  、森はもう千両役者を通り越して、万両役者のキラースマイルを作った。

 最終日・8日の第12R優勝戦に勝利したら 、一体どんな表情を見せてくれるのだろう  。

 日本全国のファンはその瞬間を待ちわびている 。

(淡路 哲雄)

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